筋トレと乳酸の関係性
皆様こんにちは! 下落合駅より徒歩5分にあるPERSONAL TRAINING STUDIO U(スタジオユー)です!
筋肉疲労の原因は、運動で乳酸が溜まったことによるものであるとされていました。しかし現在では、乳酸は疲労物質ではないということが様々な研究により分かってきています。 そこで本日は、筋トレと乳酸の関係性についてお話ししていきます。
- 疲労回復の方法がわかります。
- 乳酸がどんなものかわかります。
- 筋トレと乳酸の関係性がわかります。
目次
・筋肉疲労の真の正体とは
今まで長い間、筋肉疲労の原因は老廃物の乳酸の蓄積にあるとされていました。 しかし最近では、乳酸の生成過程で発生する水素イオンの影響で体が少し酸性に傾いたり、エネルギー源である筋グリコーゲンの蓄えの減少や、リン酸などの物質が体内に蓄積することで筋肉疲労が起きることがわかってきています。 そのため、現在では乳酸は筋肉疲労の直接的な原因とはいえないのです。
・筋肉疲労の仕組みを知ろう
筋肉を収縮させるためのエネルギーにはATPが利用されます。 もともと筋肉の内部に貯蔵されているATPはごく少量なため運動ですぐに消費してしまい不足することになります。 そのため、運動を続けていくのであれば、ATPの再合成がマストになります。筋肉疲労はATPの再合成や産生の不足などに関連して起こると言われているのです。
乳酸は疲労を防ぐ物質
実際のところ、乳酸は疲労物質ではなく疲労を防ぐ物質であると言われています。筋肉からカリウムが漏れ出すと筋収縮を阻害してしまうことがあります。 乳酸は体内からカリウムが漏れ出して起こる筋収縮を阻害するのを防ぐ働きをしているのです。
※他に乳酸は、心筋の収縮や運動する際には脳のエネルギー源になると言われています。
・乳酸は溜まっても短時間で代謝される
最後に、かつて乳酸は運動で筋肉が疲労すると乳酸が溜まったというような言い方をされている方もいたと思います。しかし、現在では乳酸は疲労物質ではなくエネルギー源として認識されています。 例え運動で乳酸が溜まったとしても、長い時間継続することはなく30分程度経過すると、乳酸はもとのレベルに下がってくると言われています。 そのため、筋肉疲労などの運動時の疲労は乳酸以外のことが多く関係していると考えられていますので、筋肉疲労を感じている場合にはこの事を覚えておくと良いでしょう。
スタジオUに寄せられた質問に回答します♪
お客様からスタジオUにこれまでに寄せられました質問の一部に回答いたします!
他にご質問や聞いてみたいと思ったことがありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせ下さい^^
お客様
乳酸は疲労物質ではないのでしょうか?
はい、少し前までは疲労物質だと思われていましたが現在ではエネルギー源であると言われています。
筋肉疲労は何が原因なのでしょうか?
筋肉内のグリコーゲンの減少などが原因であると言われています。
乳酸にはエネルギー源以外にどんな働きがありますか?
心筋の収縮や脳のエネルギー源になると言われています。